インネパカレー男、ネパールへ

ネパール探訪、ネパール論考

ネパールの食

Day41: “ゼロ"、唇下暗し、ナン・カレー

今日は写真がほとんどない。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 午前中のカナを食べながら、「今日散髪に行きたい。髭も全部剃りたい」と私はネパリファミリーに言った。近くに散髪屋があるというので、昼過ぎに10歳の息子くんに案内してもらった。 ネパールで…

Day40: チップ、ハンドルさばき、カレー味

ホテルの4階の部屋にて朝カーテンを開けた。ゴルカの町は霧というか靄で覆われていた。 「あの日本人の女性はもう出られたんですか?」私は9時30分頃チェックアウトをする際に、スタッフさんに訊いてみた。「6時に出られましたよ」そういえば、ここから車で3…

Day39: ゴルカ王宮、"オーマイゴーッド"、"外国人"

予定通り今日は丘の上のゴルカ王宮まで登る。ホテルの人曰く、ゆっくりめで歩いてだいたい40分くらい。カロチヤ(紅茶)とオムレツトーストを食べて、意気揚々と足を踏み出した。 昨日見学した博物館前の広場へと向かう。ゴルカは茶色レンガの建物が残ってお…

Day38: 40ルピー、歴史、日本人客

やっとナラヤンガートを出られる。2泊の予定が下痢により5泊になってしまった。ここの名物の"タス"(香辛料漬けマトン肉炒め)は泣く泣く諦めた。油っこい肉の塊を下痢復帰直後に食べるほど、私は軽率ではなかった。 ホテルでチェックアウトを済ませ、その辺…

Day37: ベジキーマヌードル、砂浜のミッキー、チキンキーマヌードル

・よしっ、今朝も下痢ではない。ガッツポーズ。軟便だけど。 ・もう一日だけ延泊をホテルに依頼した。ここは体調を見ながら慎重にいくのが賢明である。 ・79歳の祖母とのLINEのやり取りで、私が「固いものや油っこい肉は避けますね」と送ったら、「ハーイ(^O…

Day36: スポドリ、オムレツ、お月見トゥクパ

おぉ、下痢じゃない...!軟便ではあるが、昨日よりは固まっている。朝イチのトイレで少し希望が見えた。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 朝食の食パンを食べ終わる頃に、名古屋のネパリフレンドから電話が来た。新しくインドネパール料理店を明後日オープン…

Day35: 物資補給、青いマスク、消化日

朝に2度下痢をして、これは長期戦になるかもしれない、という予感がした。どれだけ排出しても、気持ち悪さが胃腸に残る。得体の知れない何かが、体内に住みついているのではないかとさえ思えてきた。 ホテルのフロントに30代くらいの男性スタッフと女性スタ…

Day34: 下痢の受診、下痢の定義、下痢の処方薬

朝起きて下痢をしたので、病院受診をすることに決めた。正体のわからないものを体内に抱え続けるほうが、よっぽど気持ち悪い。 私は東京海上日動の海外旅行保険に加入している。LINE通話で問い合わせができる。 何回かコール音を待った後、男性が電話に出た…

Day32: ジョール、宗教観、耐性臨界期説

昨日に比べて喉の痛みがだいぶマシになった。喉の一部分にヒリヒリが残っているだけだった。「日本の薬が効いたのよ」とネパリお母さんに言われたが、「いや、あの薬湯が効いたんだと思います」と返答しておいた。そう言ってから、今日も飲まされるんじゃな…

Day31: 良薬、ステイホーム②、気球

今日が今回のネパール渡航後、丁度1ヶ月である。丁度体調を崩した。 朝起きたら喉が痛かった。喉の広範囲がヒリヒリした。この家のネパリお母さんにその症状を伝えた。アチャール(辛い漬物)のせい?風邪?砂埃も関与している気がした。 靄がかかった外を眺…

Day30: 手食②、6km、チャパティ

食事中以外の場面で、"ネパールってやっぱ手食文化なんだなぁ"と思う場面がある。 日本の家庭で「ご飯食べる?」と母親が聞く時、どんなジェスチャーをするか?おそらく何もジェスチャーはしない。するとしても、「お腹空いてる?」というニュアンスで手のひ…

Day28: 仏寺は色々、1人前?、汗よ止まれ

霧と呼ぶべきか靄と呼ぶべきか判然としないが、朝のルンビニは50m先が見えない。車やバイクの運転も、かなりスピードを落とさないと危険である。 朝8時頃、朝食を食べるべく昨日と同じレストランに向かった。 https://maps.app.goo.gl/4DssaPmoJgDhAWFEA コ…

Day27: まさにココ、仏寺ワールド、外食ダルバート

昨晩出会った"タマン・バイ"が朝イチで"マーヤー聖堂"にお参りしてから、地元に帰ると言った。誘われたので同行した。 "聖園"へと続く500mの道を西へと2人で歩いていった。朝のルンビニは靄が立ち込めている。この道は"マンキー・ロード"と呼びたくなるくら…

Day26: 尻攻防、友達紹介、第二言語

本日はブッダの生誕地"ルンビニ"へと向かう。「ルンビニに行くのだと想像すると、心臓がドクドクして眠れませんでした」と家のネパリお兄さんに言ったが、遅めの時間にチヤを2杯飲んだことと、夕食後にすぐ寝たことが、3時間しか眠れなかった原因であるよう…

Day25: シヴァの力、独唱、振り落とし

朝7時30分に、ネパリおばあちゃんが「ジャロ バエナ?」(寒くなかった?)と部屋のドアを開けた。私は上半身を起こし、「ジャロ バエナ」(寒くなかったです)と、昨日一枚追加してもらったブランケットを、ぽんぽんっと叩いた。 朝のチヤとビスケットを食…

Day24: 雲散霧消、グアバとチョウチョウ、猫

私は11月が一年で最も嫌いである。気候が嫌いなのだ。急に寒くなる。一日の寒暖差が大きくなる。風邪をひきやすくなる。 ネパールも例外ではない。というより、日本より寒暖差が大きいと感じる。 朝8時頃外に出ると、霧がかかっている。太陽は霧と雲に隠れて…

Day23: “headache!"、畑の肉、トイレットペーパー

「えー、岡田将生と高畑充希、結婚したんだぁ」と、LINEニュースを見て朝のチヤとビスケットを食べていた。ふと視界の一点がチカチカ点滅し始めた。うわ、片頭痛だ、と私は察した。 私は高校の頃から、3、4ヶ月に1回程度、突発的な片頭痛を発症するようにな…

Day22: りんご、パニール、石

朝6時頃に目覚め、8時くらいまでゴロゴロとスマホをいじり、8時過ぎに起きて歯を磨き、Day18と同じチヤとパンを食べた。とにかく平穏な朝だった。 滞在中のご家族が営む商店の前に、昼まで私も腰かけていた。結構頻繁にお客さんが来ていた。キャベツ、カリフ…

Day21: 朝ラー、冷シャワー、熱チヤ

朝7時頃に外から私の名前が呼ばれた。 「インネパ、起きてる?」送迎運転手のお兄さんの声だった。 「さっき起きました」 「さあ、行くよ」 今日この山村を出るということは昨日話していたが、予想より早い時間だった。私は飛び起きて、天井に頭をぶつけた。…

Day20: 自産自消、無感覚、おばちゃんズ

村の生活で感心したのは、ほとんどのものを自産自消しているということである。畑で野菜を育てるのはもちろんだが、前にも述べたようにロキシー(酒)も家庭で作っている。"コド"(シコクビエ)から2、3時間かけて作るらしい。 私の部屋へ続く階段のそばには…

Day19: 踊る水牛、切られる水牛、食べられる水牛

※本日は汚い描写やグロテスクな描写を含んでいます。そういうのが苦手な方や、食事を控えている方、食事を済ませた方は読まないほうがいいです。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 私は目を覚ましても、昨晩の不安が抜けなかった。今度は安部公房の『砂の女』…

Day18: 田園、"村"、『ゼロ・グラビティ』

今朝はよく眠れた。ネパリおばあちゃんがチヤと一緒にデニッシュみたいなパンをくれた。銀のカップが熱すぎて、最初の一口まで時間がかかった。 「部屋で一人でいないで、外に座って男の子(18歳の孫)とおしゃべりしていなさい」とおばあちゃんから言われた…

Day:17 風と共に去りぬ、入れ替わってる?、"だってネパールだよ"

朝起きてコーヒーのお供にお菓子を買いにホテルから外に出たら、すぐ近くの酒店が空いていて、小さいスニッカーズRs60.を買ったら「まあ、ちょっと座って」と店のお兄さんとおじさんに言われ、彼らは朝7時から笑顔で瓶ビールを飲んでおり、私は煙草の煙に巻…

Day16: 青空、"ごめんな"、英語化

朝からフェワ湖畔を散歩してみた。今日のポカラは朝から靄がかかっている。珍しく曇っていて、雨が降るかもしれない。 ・・・・・・・・・・・・・・・ 空模様に反して私は"青空"という日本食レストランにやってきた。 https://maps.app.goo.gl/gKe4w5nRtrpN…

Day13:フードツアー②、洗濯、村上春樹

日本で『地球の歩き方』をめくっているうちに、ここ行きたい!と思っていたレストランがあった。本日のフードツアーはそこからスタート。 https://maps.app.goo.gl/XypfizScJBXwCLDC7 "マイリ・タカリ・バンサ・ガル"というところ。木の造りがシックで落ち着…

Day12: フードツアー①、悪人相、民族学習

ポカラの街を出歩きながら博物館を目指す。ついでに道中でローカルフードを食べる。 という目標を本日は掲げることにした。模倣的な試みである。私は知性を磨き、腹を満たすことができる。視聴者は『世界ふしぎ発見!』を観ているような気分になり、食欲を活…

Day15: 勝利の方程式、”Study in Japan”、1ドル以下

ポカラでいろいろ食べ回るうちに、一日の食事の最強パターンを見出した。 ⓪(起きがけ: ホテルでコーヒーとクラッカー20Rs.) ①午前中: 行った先々のローカルレストラン ②午後の軽食: ホテル近所のローカルベジ食堂 ③夕食: ホテルから徒歩10分の激安ダルバー…

Day10: 前後左右上下、24/15、「ダイ!」

朝早くにこれまで過ごしてきたネパリファミリーの自宅を一旦後にし、今日はポカラへ向かう。そこで友人の弟さんが働いているホテルに滞在する予定である。 ポカラはネパール第二の都市。東京から名古屋に移動するようなものである。 カトマンズとポカラは"プ…

Day9: 遠くを見る、河と山羊と牛、デリバリーモモとチキンスープ

私がいつもより遅く起きて「すっかり寝ていた」と言うと、ネパリお父さんが「体調悪いの?」と尋ねた。「まあまあなんですけど、眼が痛いです。そのせいか頭も歯ぐきも痛い。日本にいた頃から時々こうなるんです」と私は説明した。「スマホやLaptopの見すぎ…

Day8: スイパラ、ステイホーム、Tanguy Dai

朝のチヤが豪華だった。 4種類のお菓子が載っていて、スイパラに来たのかと思った。ティハールの残り物だろうか。どれも見たことがない。ありがたくいただく。残り物には福がある。 すべてネパールのお菓子でネパールの名称があるようなのだが、私は物珍しさ…