インネパカレー男、ネパールへ

ネパール探訪、ネパール論考

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Day160-163: 下痢vol.2、村は狭い、村は広い

身体が異常に疲れているなぁ、とは感じていた。夜になると、なんだかゾクゾクするなぁ、とは思っていた。 深夜に目を覚ますと、身体が熱かった。どうやら微熱が出ているようだった。そして、いつもより早く目覚めた私は、お腹が痛くなった。 ネパールに来て…

小話: 隣村の誕生日会

村に滞在中、隣村の誕生日会に招待されたことがあった。タマン・バイの家族と一緒に、しれっと私も参加した。 会場はもちろん民家だった。村人が30人くらい集まっており、そのほとんどはタマン語で歓談していた。家の中には女の子が、タマン族の民族衣装に身…

Day159: 硬米、山火事、豚立入禁止

「ライスもタルカリも美味い」私はタマン・バイの妹さんに、タルカリのおかわりをお願いした(写真奥はゴーヤのアチャール)。 「私が作った」 「僕はこういう硬めのご飯が好きなんだ」 「そう?私は柔らかいご飯のほうが好き」 ご飯硬柔論争は、21世紀の世…

Day158: 牛糞じゃった、Feeding Ceremony、ローカルロキシー

20時までは何もかも順風満帆だった。 朝イチに卵を1分で配達し、圧力鍋の蓋を取るには90度回転させればいいと発見し、 竹切断作業の続きを手伝い、 途中休憩のカジャは、チウラにタルカリと水牛肉がついていて美味く、 濃いめのジャール(ネパールの家庭でト…

Day157: 蝿、境界、辛味軽減

朝のカナの調理前にベンチに座っていたら、隣に叔父さんの娘さんの教科書も腰かけていた。試験前に勉強していたのかもしれない。中途半端なページを開いているのは意図的なのか、それとも風の仕業か。 10時30分頃の朝ダルバート。ライスを岩石海岸のように豪…

Day156: 猿出現、木登り②、ほぼカナ

叔父さん・叔母さんと一緒に、ヤギを連れてジャングルへ、の巻。 出発から15分後、叔母さんが崖の下のほうに向かって、何やら叫び始めた。昭和プロレスラーがチョップを繰り出す時のような、重く低い声を腹から出していた。タマン語なのかもしれないし、「○※…

Day155: セルフカナ、竹と胡瓜、三日月

「インネパ!家の中に入って、自分でお皿にご飯とって食べればいいよ!」 出勤前の叔父さんが、50m向こうから叫んだ。私は腹にご飯を入れたくなっていたので、迷わずドアを開いた。 台所には圧力鍋が3つ、大鍋が1つ置かれていた。小さめの圧力鍋の蓋を外して…

Day154: カーソル保持、3匹の子ヤギ、オーガニック・カジャ

本日はヤギ使い。これまでとは別のルートで、森には向かわず畑のほうにヤギたちを連れていく。引率は私を含めて3人。 草葉に目がくれ、ヤギたちが上のほうに行ってしまった。「ハゥ!ハゥ!」(Day148参照)で呼び戻す。時に私たちも上に登り、ヤギたちを正…

Day153: 村道作り③、ジャール休憩、頭で引く

起床時に感じたのは、人生で経験したことのない重々しい筋肉痛だった。特に二の腕がズキっとしていた。背中へも太ももへも、痛みは全身に広がっているようだった。慣れない肉体労働は反動が大きい。 朝のカナを食べて、エネルギーを蓄える。今日は叔母さんが…

Day152: 村道作り②、チャング休憩、"マサラ"

「インネパ、今日ヤギ使いに行くか、仕事をするか、どっちがいい?」という選択肢を、タマン・バイから与えられた。"仕事をする"ほうを私は選んだ。 「仕事ってどんな?」 「道を作る」 早めの9時30分頃に朝のカナを食べ、現場に向かうことになった。タマン…

Day151: マウリ・アタック、おしゃべりピッキング、カナはバート

その立ち入り捜査は、何の予告もなく実施された。夜明け直後の寝室で、ガサガサと人の気配がした。私はうっすらと目を開けた。 「インネパ、起きるんだ」叔父さんの声だった。 私はゆっくりと掛け布団を下ろし、ベッドから起き上がった。別のおじさんが全身…

Day150: 蜂蜜、"ヨ"、試験勉強

朝起きたら、蜂の巣が収穫されていた。蜂たちが家の軒下かどこかに作っていたようである。網目の中には黒い蜜が詰まっている。 一切れいただいた。上下の歯で噛むと、蜂蜜がどろっと染み出てきた。濃い甘みが口の中に広がった。声の不調が全て完治しそうな力…

Day149: ラリグラス、草っ腹、木登り

ザザーッ。足元の土が崩れる。私は両足を取られ、斜面を滑り落ちていきそうになる。右手で何か掴もうとするが、草も木の枝も手元にない。 あっ、これはやばいかも。そう危機感を得たと同時に、タマン・バイが差し出した左手に、私は反射的に左手でしがみつい…

Day148: “ハゥ!"、"シャ!"、"ホー!"

「今日もヤギ使いに行くの、坊や?疲れない?」 「はい、行きます。そんなに疲れないです」 昨日同様、ヤギたちは私たちと一緒に森に向かって進んでいく。タマン・バイたちは私がそんなに長距離を歩けるか心配していたが、昨日挑戦してみてさほど疲労を感じ…

Day147: 蜂部屋②、ヤギ奔放、犬利口

はーい、みんなー、あともう少しで着きますよー。 ・・・・・・・・・・ ズボンを履いてからしばらくして、右太ももの辺りがモゾモゾし始めた。一度無視してみたが、やはり再度くすぐったさを感じた。ズボンをめくり上げてみると、蜂が太ももの上を歩いてい…